こんにちは。
大阪市で老人ホーム紹介を行っている RM(ラーム)です。
大阪市は、全国でもトップクラスに
“生活保護でも入れる高齢者施設が多い地域” です。
しかし実は、
同じ大阪市でも区によって受入れ状況・家賃基準・施設の傾向が全く違います。
この記事では、
大阪市24区それぞれの「生活保護対応施設の傾向」をまとめて解説します。
■ 大阪市の生活保護対応施設の“全体傾向”
まず結論から言うと、
大阪市全体では下記の傾向があります。
✔ 住宅型有料老人ホーム・サ高住が圧倒的に多い
→ 生活保護対応の中心。
✔ 生活保護基準(住宅扶助)に合わせた家賃構成
→ 初期費用0円の施設も多数。
✔ 病院併設施設や医療対応施設が多い
→ 病院から退院を迫られている方も多い都市特性。
✔ 認知症受入れに強い施設が多い
→ 単身・独居が多いため需要が高い。
✔ 区ごとに大きく“受入れの強さ”が異なる
→ これが最重要ポイント。
■ 大阪市24区別「生活保護対応施設の特徴」
ここからは区別での傾向を紹介します。
▼ 【北区】
◎ 施設数は少ないが質が高め
◎ 家賃相場が高いため“生活保護NG”の施設も多い
◎ 医療系施設は比較的強い
→ 病院からの退院調整が中心
▼ 【中央区】
◎ 都心部で施設数は少なめ
◎ 家賃基準を超えることが多く生活保護は不利
→ 代わりに「隣接区」で探すのが基本
▼ 【西区】
◎ 生活保護対応施設は少ない
◎ 施設より「中・西・港区にまたがる医療系」が強い
→ 隣接区の探索が推奨
▼ 【港区】
◎ 生活保護受入れの施設が多い
◎ 医療・介護ともに中度〜重度対応が比較的強い
→ 地域柄サ高住が豊富
▼ 【此花区】
◎ 初期費用0円の施設が多い
◎ 敷金不要のサ高住が豊富
→ 生活保護の方に特に相性が良い
▼ 【大正区】
◎ 施設数は少ないが生活保護の受入れ姿勢は強い
→ 高齢者割合が高いため地域密着型が多い
▼ 【浪速区】
◎ 都心部のため“生活保護 OK”の施設は少なめ
◎ ホーム数より病院連携の強さが特徴
→ 住之江、西成に近いため周囲の区で探すのがベター
▼ 【西淀川区】
◎ 生活保護対応施設が多い
◎ 初期費用ゼロ物件や医療強め施設も多い
→ インフラが整っており、入居率が高い傾向
▼ 【東淀川区】
◎ 大阪市内でもトップクラスに施設数が多い
◎ 生活保護OK施設が非常に豊富
◎ 医療対応・認知症対応双方がバランス良い
→ 生活保護 × 高齢者施設なら最も探しやすい区
▼ 【淀川区】
◎ 施設数・受入れ数ともに多い
◎ 初期費用0円の施設も豊富
→ JR・阪急沿線でアクセス良
▼ 【西成区】
◎ 全国でも珍しい“生活保護特化”の施設が多い
◎ 初期費用ゼロ・家賃控除対応多数
◎ 医療的ケア・中重度受入れも強い
→ 生活保護の方は最も選択肢が多いエリア
▼ 【住之江区】
◎ 中度〜重度対応施設が多い
◎ 初期費用ゼロ系が豊富
→ 生活保護 × 医療ニーズの相性が良い
▼ 【住吉区】
◎ 住宅地のため施設数は普通
◎ 生活保護OK施設も一定数
→ 近隣区も含めて探すと広がる
▼ 【東住吉区】
◎ 受入れ実績が多い施設が多数
◎ 認知症対応の強いホームもあり
→ 生活保護の受入れにバランス良く強い
▼ 【平野区】
◎ 大阪市で最大規模の人口を持つ
◎ 生活保護OK施設が非常に多い
→ コスパ良い施設が多く選択肢が豊富
▼ 【天王寺区】
◎ 家賃基準が合わないため難しい
→ 実質的には「隣接区」で探すのが現実的
▼ 【阿倍野区】
◎ 均一でバランスの良い施設が多い
◎ 生活保護OKも一定数あり
→ 中程度の医療介護なら対応可能
▼ 【東成区】
◎ 生活保護受入れが比較的多い
◎ 初期費用抑えめのホームが見つかりやすい
▼ 【生野区】
◎ 生活保護対応施設が非常に多い
◎ 認知症受入れが強いホームが多く人気
→ 生活保護 × 認知症 × 単身 に強い区
▼ 【城東区】
◎ 医療強めの施設が多い
◎ 高齢化率が高く受入れニーズが大きい
▼ 【鶴見区】
◎ バランス型で施設数も十分
◎ 生活保護でも探しやすい区
▼ 【旭区】
◎ 生活保護OKの施設が多数
◎ 認知症中重度の受入れが比較的強い
▼ 【都島区】
◎ 生活保護対応施設が少なめ
→ 隣接区(旭区・城東区・北区)で探すのが基本
■ 区別でわかった“生活保護 × 高齢者施設”の鍵
大阪市24区は、
区ごとに生活保護の高齢者向け施設の強さが全く違う
という事実があります。
まとめると:
◎ 生活保護対応が特に強い区
東淀川区 / 西成区 / 生野区 / 平野区 / 住之江区
◎ 医療対応が強い区
城東区 / 港区 / 淀川区 / 阿倍野区
◎ 家賃が高く難航しやすい区
北区 / 西区 / 中央区 / 天王寺区 / 都島区
■ 生活保護の方が区をまたいで探すのは“むしろ正解”
区役所は住所を基準にしますが、
施設選びは区をまたぐほど選択肢が広がります。
大阪市は交通インフラが整っているため、
区をまたいでも生活や通院にほぼ支障はありません。
■ RMが大阪市全域の生活保護案件に強い理由
✔ 区ごとの受入れ状況を毎週更新
実際に入居できる施設を把握しています。
✔ 生活保護申請中でも調整可能
区役所・病院・包括と連携して進められます。
✔ 医療・認知症・独居案件にも強い
複雑なケースでも最適な施設を選定。
✔ 初期費用0円の施設データが豊富
入居費用でお困りの方にも対応。
■ まとめ
大阪市は
“生活保護 × 高齢者施設” の選択肢が全国トップクラス です。
ただし、
- 区による違い
- 医療対応差
- 認知症受入れの強弱
- 家賃基準の差
が大きいため、区別の判断は非常に重要です。
大阪市で生活保護の方の施設探しにお困りなら、
RM(ラーム)へご相談ください。
ご本人・支援者・病院SW・包括支援センターからの紹介案件にも対応しています。

