こんにちは。
大阪市で老人ホーム紹介を行っている RM(ラーム)です。
近年、大阪市で急増しているのが
医療と介護の「中間層」 と呼ばれる高齢者の相談です。
これは、
- 在宅に戻るには医療・介護が不足している
- しかし医療特化の施設(老健・療養型)には入れない
- 自宅も施設も“どこも受け入れにくい”
- 退院期限だけが迫っている
という 行き場を失いやすい層 のことです。
結論として――
■ 大阪市には“中間層対応の施設”が多数あります。
ただし、
中間層は“受け入れ可能施設が見つけにくい層”のため、
正確な介護力・医療力の把握が必要です。
この記事では
医療と介護の「はざま」層の施設探しを成功させるためのポイント
を分かりやすくまとめます。
■ 1. 「中間層」の高齢者とは?
中間層に該当しやすいケースは以下のとおりです。
✔ ADLが低下している(要介助)
しかし「完全寝たきり」ではない。
✔ 医療行為は必要だが、医療特化施設の基準には満たない
例:
- 酸素(少量)
- インスリン
- 透析中
- 軽度褥瘡
- 定期点滴
※医療依存度は“中程度”
✔ 認知症はあるが、BPSDがそこまで強くない
行動症状は少ないが、見守り・ケアは必要。
✔ 在宅復帰は厳しい
独居・家族不在・介護力不足・衛生環境が悪いなど。
✔ 老健や療養型には適合しない
医療必要度が不足 or 退所が近い。
■ 2. 中間層の高齢者は“退院困難”になりやすい理由
✔ 理由①:医療必要度が微妙に高い
しかし“病院レベル”ではない。
✔ 理由②:介護量が重い
しかし“寝たきり対応専門”ほどではない。
✔ 理由③:独居・家族不在のケースが多い
支援不足で在宅に戻せない。
✔ 理由④:生活保護の手続きが複雑
申請中だと施設が受けにくい。
✔ 理由⑤:BPSDが軽度だが油断できない
「軽度の認知症+軽度の医療」の組み合わせは、
対応できる施設が限られる。
■ 3. 大阪市で“中間層”に最適な施設の特徴
▼(1)看護師が常駐 or 医療連携が強い
“中程度の医療行為”に対応可能。
▼(2)介護力(人数)がしっかりある
中間層は「介護中〜重度」が必要なことが多い。
▼(3)認知症ケアも一定レベルで対応可能
グループホームよりは「住宅型有料老人ホーム」のほうが向いている。
▼(4)生活保護に対応
中間層は費用がかさみやすいため、生活保護活用が最適。
▼(5)退院調整に慣れている
病院からの“急ぎ案件”に対応可能。
■ 4. 中間層に向いている施設のタイプ
▼ ① 住宅型有料老人ホーム(医療連携強め)
大阪市では最適解のひとつ。
- 看護師配置が柔軟
- 夜間オンコールあり
- 訪問看護・訪問診療が入りやすい
中間層はこの形が最も相性が良い。
▼ ② 介護付き有料老人ホーム
ADL低下が進んでいる方に適する。
▼ ③ 医療強めのサ高住
※一般のサ高住は対応できないことも多い。
医療連携の強さがカギ。
▼ ④ 病院の併設・系列施設
退院後の経過を見てもらいやすい。
■ 5. 区別でみる「中間層」に強い大阪市エリア
◎ 淀川区
医療強めの施設が多く、中間層との相性が良い。
◎ 平野区
医療 × 介護 × 認知症 × 生活保護 に強い。
◎ 東淀川区
施設数が多く、幅広い層に対応できる。
◎ 生野区
軽度〜中度の医療と認知症の複合も受け入れやすい。
◎ 住之江区・西成区
生活保護の中間層案件にも強い。
■ 6. 中間層 × 独居 × 家族不在 のケース
大阪市で最も多いパターン。
● 課題
- 契約者不在
- 緊急連絡先不在
- 金銭管理不明
- 自宅環境不良
- 退院期限が迫っている
● 解決策
- 本人契約を支援
- 生活保護の申請
- 身元保証サービス利用
- RMが病院・包括と三者連携
- 当日〜数日以内の入居先を確保
■ 7. 中間層 × 医療重度“手前”のケース
これが一番難しい層。
例:
- 酸素はあるが低流量
- 褥瘡があるが軽度
- 認知症はあるがBPSDは少なめ
- インスリンは見守りで対応
- 透析しているが状態は安定
こうした“医療重度の入口”にいる方は、
医療度低すぎ → 老健に入れない
医療度高すぎ → サ高住に入れない
という中間のグレーゾーン。
RMの施設リストから
“医療対応の幅が広い施設” を選ぶ必要がある。
■ 8. RMが中間層案件に強い理由
✔ 大阪市全域の“医療力”を施設単位で把握
ネットには絶対に載らない「本当の受入れレベル」を毎週更新。
✔ 中間層 × 独居 × 医療 × 認知症 × 生活保護 の複合案件の実績多数
退院困難層の解決経験が圧倒的。
✔ 病院SW・包括との連携が強い
中間層は調整が複雑なため、連携力が必須。
✔ 契約・金銭管理・制度調整まで一気通貫
家族不在でも入居可能に導ける。
■ 9. まとめ
医療と介護の“はざま”にいる中間層は、
大阪市でも最も“行き場を失いやすい層”です。
しかし、
- 医療対応力
- 介護体制
- 認知症ケア
- 費用(生活保護含む)
- 家族支援体制
これらを正しく見極めれば
入居できる施設は必ず見つかります。
「老健に戻せない」
「在宅も無理」
「療養型にも行けない」
「中途半端な医療がネックになっている」
そんな中間層のケースこそ、
RM(ラーム)へご相談ください。
医療・介護・制度を総合して、
最適な受け入れ先をご提案します。

